国連のローズマリー・ディカルロ政治・平和構築担当事務次長(写真)は1日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンとの会談で国際特使らが同国の女性と女児に対する規制に懸念を表明したと明かした。6月16日、スイスのシュタンスシュタットで撮影(2024年 代表撮影)

国連のローズマリー・ディカルロ政治・平和構築担当事務次長は1日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンとの会談で国際特使らが同国の女性と女児に対する規制に懸念を表明したと明かした。

会談は国連主導で2日間にわたりカタールで開かれ、タリバンが2021年の実権掌握後初めて出席した。


 

ディカルロ氏は声明で「議論全体を通して、女性と女児に対する継続的かつ深刻な規制に対して特使と私自身の深い国際的な懸念が示された」と指摘。「人口の半分の貢献と可能性を失った状態では、アフガニスタンの国際社会復帰も経済・社会面の完全な発展もかなわない」と指摘した。

タリバンが再び実権を掌握して以来、女子の大半が高校と大学通学を禁止されている。

このほか、援助機関で働くアフガン人女性の大半の勤務禁止、美容室閉鎖、女性の公園入園禁止などの制限も導入している。



[ロイター]


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