開幕まで1年をきった大阪・関西万博に建物を独自にデザインする「タイプA」で参加予定のオーストリアが新たな完成予想図を公開しました。

 モーツァルトをはじめとする数々の作曲家を輩出してきたオーストリアは、パビリオンのテーマを「未来を作曲」としています。

 正面には楽譜をモチーフにした高さ12メートルの螺旋(らせん)状の木造オブジェが設置されます。

 場内ではオーストリアから遠隔操作でピアノの生演奏が披露されるほか、来場者が選んだ音をAIが組み合わせて一つの曲を作る体験ができるということです。

 また、万博期間中、参加国がそれぞれの文化や歴史を紹介する「ナショナルデー」にはウィーン少年合唱団などのコンサートが予定されています。

 海外パビリオンの建設の遅れが目立つなか、オーストリアは建物を独自にデザインするタイプAで参加します。

 コスト削減のため建物を3階建てから2階建てにするなど当初の計画からは変更しますが、万博関係者は「必ず間に合わせる」と自信を示しました。

画像:オーストリア大使館

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