中国共産党は27日、重大な規律違反などが確認されたとして、李尚福前国防相と魏鳳和元国防相の党籍を剥奪することを決めました。

中国の国営メディアによりますと、共産党で軍の腐敗や汚職の摘発を担う規律検査委員会が李前国防相の調査を行った結果、贈収賄や軍事産業との癒着が判明しました。

また魏元国防相に関しても立場を利用した金銭の受け取りなどが明らかになり、共産党は2人に対して、党籍の剥奪を決めたということです。

李前国防相は2023年10月、2カ月近く動静が途絶えたあと解任され、魏元国防相は2023年3月に退任し、一部の海外メディアが汚職で調査を受けている可能性を伝えていました。

習近平指導部はこれまで2人の規律違反検査の事実について公表をしていませんでしたが、国防相経験者が一度に2人も処分されるのは極めて異例です。

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