さらなる成長が期待されるオリビエ・リウー(2023年6月8日、クロアチア・シベニク) Hrvoje Jelavic/PIXSELL/Sipa USA via Reuters Connect
<フロリダ大学でプレイすることが決まり、NCAAディビジョンIデビューを控えるオリビエ・リウー。規格外プレイヤーのこれまでとこれから>
オリビエ・リウー(Olivier Rioux)の身長は、なんと7フィート9インチ(約236センチ)──しかもまだ伸びている。まだ18歳のリウーは、「世界で最も背の高いティーンエイジャー」としてギネス世界記録に登録されている。
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リウーは目下、この秋の全米大学体育協会(NCAA)デビューに向けて準備中で、ディビジョンI(D1)に参入する選手の中でも最大級の期待を集めている一人だ。
カナダ・モントリオール生まれのリウーは、14歳で7インチ5フィート(約226センチ)になった2020年に「世界で最も背の高いティーンエイジャー」の記録を塗り替えた。それから4年が経過し、今秋からフロリダ大学でプレイすることになっている。「ゲイターズ」と呼ばれる同大学のスポーツチームのユニフォームを着る時には、史上最も背の高い大学バスケットボール選手になるはずだ。
リウーは、チェット・ホルムグレン、ボル・ボル、ビクター・ウェンバンヤマ(いずれも現役のNBA選手)よりも背が高い。
リウーの成長の軌跡には目覚ましいものがある。ゲイターズのウェブサイトによれば、8歳の時点ですでに6フィート1インチ(約185センチ)あり、6年生になるころには7フィート(約213センチ)を超えそうだったという。7フィートの大台を超えたのは7年生になる前だった。
12歳になる頃には、当時6フィート10インチ(約208センチ)だったリウーのハイライト動画がソーシャルメディア上で拡散され、コート上での圧倒的存在感を伝えていた。
こうした初期の露出は、バスケットボール界のスカウトたちの関心を大いに集めた。そして2021年のIMGアカデミー(フロリダ州)への入学につながった。同アカデミーは、米国トップクラスのプレップスクールの一つで、2005年以降、卒業生19人がNBAドラフトで指名を受けている。
フランス語ネイティブのリウーは、IMGアカデミーに入ったときには言葉の壁に苦労した。以来、授業やコート上での指示を理解するのを助けてくれる個人教師がついている。フロリダでの最初の1年について、リウーは「うまくいった」と言う。
リウーはその身長やパスのスキル、シュートを打つタイミングの判断力を活かし、センターのポジションでプレイしている。IMGアカデミーのヘッドコーチであるショーン・マカルーン(Sean McAloon)は、リウーはディフェンス面でまだ成長中だと述べている。
高校でのキャリアについては公開されているデータが限られているものの、On3.comでは3つ星の新人と評価されている。
また、リウーはカナダ代表として「FIBA U18アメリカップ」などの国際試合に出場し、1試合平均4.5得点、4.5リバウンドを記録している。
リウーはずば抜けて背の高い一家に生まれた。父親は6フィート8インチ(約203センチ)、母親は6フィート2インチ(約188センチ)、兄は6フィート9インチ(約206センチ)だ。靴のサイズは20。12歳のとき以降、毎年3.9インチ(約10センチ)のペースで成長している。医師たちが家族に話したところによれば、リウーの成長はまだ止まっていないという。
(翻訳:ガリレオ)
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