イギリスを国賓として訪問されている天皇皇后両陛下が、きょうこのあと、歓迎式典などの公式行事に臨まれます。

ロンドン中心部にあるバッキンガム宮殿へと続く大通り「ザ・マル」に来ています。きょうこのあと、こちらでチャールズ国王夫妻と天皇皇后両陛下の馬車によるパレードが行われるということで、徐々に警備体制が厳しくなってきています。

パレードを見に来た日本人親子
「雅子さまをひと目見られたら。無理はなさらずに」
「見られるのが楽しみ」

陛下は、きのうまでお一人で行事に出席されていましたが、きょうは皇后さまとともに国賓として公式行事に臨まれます。天皇による国賓としてのイギリス訪問は1998年以来、26年ぶりです。

両陛下は、ホース・ガーズと呼ばれる場所で歓迎式典に出席するほか、ウェストミンスター寺院を訪れ、第1次世界大戦で亡くなった身元不明のイギリス兵が眠る「無名戦士の墓」に花をそなえられます。

また夜には、国王夫妻が主催する晩さん会に出席され、国王が歓迎のスピーチを行い、陛下も答辞、「おことば」を述べられる予定です。

1998年の上皇ご夫妻の訪問の際にはパレードなどで、旧日本軍の捕虜となった元イギリス兵らから抗議活動が起きました。

陛下と国王が新たな時代の日英親善にあたり、どのように関係を深め、スピーチにメッセージを込められるのか、注目されます。

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