中国東部の江蘇省・蘇州市で、日本人の母親と子どもが中国人とみられる男に切りつけられた事件から一夜明け、蘇州の日本人学校がきょうは休校となるなど、現地は警備が強化されています。

記者
「蘇州市内のバス停で日本人学校の送迎バスが止まろうとしたところ、事件は起きました」

上海の日本総領事館によりますと、きのう午後、「蘇州日本人学校」の送迎バスを待っていた母親と息子の日本人親子が中国人とみられる男に刃物のようなもので切りつけられました。男はさらに、停車しようとしていた送迎バスに乗りこもうとしましたが、その際、阻止しようとしたバスの案内係の中国人女性が男に刺されたということです。

日本人の親子は命に別状はありませんが、バスの案内係の中国人女性は重体だということです。

近くで家族と暮らす日本人
「奥さんも外出られないと言ってる。子どもも怖がっている」

男は警察に身柄を拘束されましたが、日本人を狙った犯行かどうかはわかっていません。

蘇州日本人学校はきょう休校となり、上海など他の日本人学校では警備を強化するとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。