フランスで来月開幕するカンヌ国際映画祭で、「スタジオジブリ」が、長年の映画界への貢献をたたえる「名誉パルムドール」を受賞することが決まりました。

 世界三大映画祭の一つで、来月14日に開幕するカンヌ国際映画祭の事務局は今月17日、宮崎駿監督らのアニメ映画を制作する「スタジオジブリ」に「名誉パルムドール」を贈ると発表しました。

 名誉パルムドールは、長年の映画界への貢献をたたえる賞で、おととしは、トム・クルーズさん、去年はマイケル・ダグラスさんが受賞しましたが、団体が選ばれるのは初めてだということです。

 事務局は授賞理由を「ハリウッドの巨匠たちと並び、宮崎駿と高畑勲という2人の優れた物語作家、そして数々のキャラクターたちによって40年間にわたってアニメ映画に新風を吹き込んできた」としています。

 また、「スタジオジブリは、詩情にあふれ、人道主義や環境保護に配慮した作品で観客を魅了してきた」とたたえています。

写真:アフロ

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