米ミサイル駆逐艦から発射された、巡航ミサイル「トマホーク」=2011年3月(米海軍提供・ゲッティ=共同)

米太平洋陸軍は16日までに、フィリピン軍との共同軍事演習の一環として、中距離ミサイルが発射可能な装置を同国ルソン島に11日に展開したと発表した。米露の中距離核戦力(INF)廃棄条約失効を受け、地上発射型のミサイル装置を配備する初の例とみられる。南シナ海で軍事活動を継続する中国をけん制する狙いがある。

太平洋陸軍は声明で「フィリピン陸軍との相互運用性や即応力、防衛能力を高める重要な節目となる」と意義を強調した。発射装置には迎撃ミサイル「SM6」や巡航ミサイル「トマホーク」が搭載可能という。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。