金正恩氏自らが空港で出迎えるなど、北朝鮮がプーチン氏をここまで歓迎する狙いは何でしょうか。

 (河村聡記者報告)
 偵察衛星をはじめとする軍事的な技術支援は引き続き強く求めるものとみられますが、もう一つの大きなトピックは経済面です。

 アメリカを中心とした制裁が強まるなか、ロシアとの経済交流の活発化は北朝鮮にとって大きな支えとなることは間違いありません。

 プーチン大統領も今回、北朝鮮メディアへの寄稿で「西側の統制を受けない貿易システム」に言及するなど経済面での協力も大きな議題になるとみられ、注目されます。

 (Q.韓国では今回のプーチン氏の訪朝はどのように受け止められている?)
 こちらは韓国の三大紙の一つ「東亜日報」です。見出しを見ますと「北朝鮮とロシア準同盟格上げ、危険な密着」と伝えています。
 
 北朝鮮との緊張が高まるなか、韓国政府としても注目は軍事面です。

 軍事協力体制がどこまで強化されるかというのが当然、一番の注目ポイントとなります。

 特に1996年に中断された「有事の自動介入」が復活するかどうか、ここが最大のポイントです。

 韓国大統領府の高官もロシアに「一線を越えるな」と警告したと明らかにするなど神経をとがらせています。

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