国連女性機関(UNウィメン)は16日、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘がパレスチナ自治区ガザで昨年10月に始まって以降、半年間でパレスチナ人の母親が6千人死亡し、1万9千人の子供が孤児になったとの推計を公表した。パレスチナ人女性の死者も1万人を超えたとしている。
ガザ保健当局によると、ガザ側の死者は全体で3万3千人を超え、うち女性と子供が約7割を占めるとされる。ガザの人道状況は極度に悪化しており、UNウィメンは100万人以上の女性が「壊滅的な飢餓」に直面していると指摘。衛生環境も悪く、生理用品などが不足していると訴えた。
パレスチナ通信によると、イスラエル軍は16日もガザ各地で攻撃を続けた。中部のマガジ難民キャンプでは空爆により11人が死亡した。(共同)
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