北朝鮮の金正恩政権に抵抗する反体制派組織が、金日成氏の記念碑に墨汁をかけたものだとされる映像を公開しました。

アメリカの政府系メディア「RFA=自由アジア放送」によりますと、映像は北朝鮮の反体制派組織である「新朝鮮」が「平壌から送られてきた映像」としてユーチューブに投稿したものです。

RFAは映像の真偽を確認できなかったということですが、映像では男性が故・金日成主席の記念碑に近づき、墨汁を数回かけたとしています。

映像を投稿した「新朝鮮」については基盤を海外に置き、金正恩政権の終息を最優先目標にしていて、今年の3月には北朝鮮内の反独裁勢力との連携に成功したとしています。

その上で専門家の見方として「団体が集団行動を始めれば体制の不安定化と金正恩政権の生存の脅威になりかねない」と報じています。

韓国の国家情報院の関係者はJNNの取材に対し「組織の名前は聞いたことがある」としつつ、「北朝鮮内部で活動しているかどうかは知らない」と説明しました。

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