イタリアに到着したバイデン米大統領=2024年6月12日、AP

 バイデン米大統領は13日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の開催地であるイタリア南部プーリア州で、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、安全保障協定に署名する。サリバン米大統領補佐官は12日、記者団に「ウクライナへの安保面での支援が将来も続くことを約束する」と協定の意義を強調した。

 サリバン氏によると、協定には、継続的な武器供与に向けて議会と協議することなどが盛り込まれている。一方で、ウクライナの防衛に関して米軍が直接関与することは含まれていないという。ウクライナとの安保協定はこれまでに、英国やフランスなど15カ国が結んでいる。

 サリバン氏は「米国は同盟国などと一緒に、ウクライナの防衛と抑止力の強化を図っていく」と述べた。【バーリ(イタリア南部)松井聡】

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