国連の安全保障理事会は、イスラエルとハマスの戦闘を巡って、アメリカが公表したガザ地区からのイスラエル軍の撤退を含む新たな停戦案を採択しました。

 決議はバイデン大統領が示した3段階の停戦案を支持するもので、イスラエル軍のガザ地区からの撤退と引き換えにハマスが人質を解放することなどを求めていて、恒久的な停戦につなげるのが狙いです。

 10日の採決ではロシアが棄権した一方で、その他の14カ国が賛成し、決議が採択されました。

 決議には、「イスラエルが受け入れた新たな計画をハマスにも受け入れるよう求め、双方に対して遅滞なく無条件で完全に履行するよう促す」と、記されています。

 採択の後、アメリカの国連大使は「ハマスが同様に受け入れるならば、戦闘はきょうにでも止められる」と述べました。

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