欧州議会選挙で極右政党が躍進し、マクロン大統領が解散総選挙を表明したフランスでは、極右の政策に反対する若者らが大規模な集会を開きました。

 フランスでは、9日の欧州議会選挙で、極右政党の「国民連合」が与党連合の倍以上の議席を獲得する見通しで、マクロン大統領が国民議会の解散総選挙を表明しています。

 10日夜、パリのレピュブリック広場には、数千人の若者らが集まり、極右の人種差別や排他主義につながりかねない政策に抗議しました。

集会の参加者男性
「(極右の)イデオロギーが生み出す人種差別、同性愛差別、男女差別、反ユダヤ主義。きょうはそういったことに抵抗することを示すためにここに来ました」

集会の参加者女性
「とても怒っています。国民戦線(国民連合の旧党名)、ファシストが権力を持つようなことがないように、ここに集まって支援しないといけないと思っています」

 フランスの国民議会の選挙は、1回目の投票が今月30日、決選投票は来月7日の予定です。

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