ガザでの戦略をめぐりネタニヤフ首相と対立してきたイスラエルのガンツ前国防相が戦時内閣から離脱することを表明しました。

イスラエル ガンツ前国防相
「残念ながら、ネタニヤフ氏は痛ましい戦争の代償を正当化できる『真の勝利』に向けて我々が前進するのを妨げている」

イスラエルのガンツ前国防相は9日、ネタニヤフ首相をトップとする戦時内閣から離脱することを表明しました。

パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘をめぐる戦略でネタニヤフ首相と激しく対立していたガンツ氏は、「離脱は複雑で痛みの伴う決断だ」としながらも、ネタニヤフ氏の方針を改めて非難。そのうえで、「信頼される政府の樹立が必要だ」として、総選挙の早期実施を求めました。

中道野党を率いるガンツ氏は国民からの支持も厚く、今回の離脱はネタニヤフ政権への逆風となることは必至です。

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