イスラエル軍によって救出された人質が、ハマスにより拘束されている間、アラブ人女性の服装を着て、いくつもの家を転々としていたことなどを明らかにしました。

 地元メディアによりますと、イスラエル軍が、ガザ地区中部で行った作戦により、8日に救出された人質女性が、家族に対し、“これまでいくつもの家を転々としていて、トンネル内で拘束されることはなかった”という趣旨の話をしているということです。

 時折、アラブ人女性の服装を着て外出することが許されたほか、シャワーを浴びる機会はほとんどなかった、と明かしています。

 空爆により死亡した可能性の高い2人の人質と一緒にいたといい、「ミサイルが近くの家に命中するのを見て、自分は死ぬんだと思った」と語っているということです。

 また、医療チームは複数の人質らが、拘束中、イスラム教の聖典コーランを強制的に読まされ、精神的虐待を受けた、と報告しています。

 一方、ハマスはSNS上で、今回の救出作戦により、アメリカ国籍保持者を含め3人の人質が死亡した、と主張しました。

 また、ガザの保健省によると、作戦に巻き込まれた住人の死者は274人に膨らんでいるということです。

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