イランで今月予定されている大統領選挙の立候補者に、有力視される保守強硬派の国会議長ら6人が選ばれた一方、穏健派の有力候補者は失格となりました。

イラン国営通信は9日、28日に行われる大統領選挙の立候補者を発表しました。

イランの大統領選挙では、最高指導者ハメネイ師の影響下にある「護憲評議会」が事前審査を行いますが、その結果、現体制と同じ保守強硬派のガリバフ国会議長や、ジャリリ元最高安全保障委員会事務局長など6人が出馬を認められました。

一方、欧米との対話を訴える穏健派の有力者・ラリジャニ前国会議長や、貧困層から支持の厚いアフマディネジャド元大統領は失格となりました。

今回の大統領選挙は、先月ヘリコプター墜落事故でライシ大統領が死亡したことに伴い実施されますが、欧米との対立を深めてきた保守強硬派の候補者が中心となって進むことが予想されます。

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