アメリカのトランプ前大統領は6日、11月の大統領選挙で返り咲いた場合、中国を含めアメリカへの不法越境者の抑止に協力しない国には関税をかける可能性に言及しました。

トランプ氏は西部アリゾナ州で演説し、メキシコとの国境からの不法越境者の増加について「史上最大の侵略だ」と指摘し、バイデン政権を強く批判しました。

また、トランプ氏は観客から中国などからの不法越境者の増加について問われると、流入の抑止に協力しない場合には「中国や他の国が悪さをしているのであれば、我々には非常に厳しい関税というものがある」と警告しました。

南部の国境からの不法越境者は大統領選挙の大きな争点になっていて、トランプ氏はこれまでも、大統領に返り咲けば「史上最大の強制送還」を行うと訴えています。

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