世界最大とされるインドの総選挙。与党連合が過半数を確保する見通しで、モディ首相の3期目も確定的な情勢ですが、前回よりも議席は大幅に減るとみられています。
首都ニューデリーにある与党「インド人民党」の本部では支持者らを集めた集会が開かれていて、まもなくモディ首相が演説を行うものとみられます。
勝利を演出しているインド人民党ですが、党内には重苦しい雰囲気も漂っています。
投票後の現地メディアの出口調査では、与党の圧勝が伝えられていたものの、開票が始まると、野党が予想以上に票を伸ばす可能性が高まっています。
与党連合は過半数を獲得し、モディ氏の3期目は有力とみられますが、前回よりも議席を大幅に減らし、インド人民党は単独での過半数を維持できない見通しとなっています。
今回の選挙戦でモディ人気を前面に打ち出し、経済成長の実績を強調した与党ですが、若者の失業率や格差の問題のほか、野党関係者の相次ぐ拘束など強権的な手法にも批判が高まっていました。
世界最大の民主主義国を自負するインドの真価が問われた総選挙で、モディ氏の求心力の低下も指摘されています。
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