イランによる大規模攻撃を受けてイスラエルの戦時内閣は閣議を開き、対応策を協議しました。「強力な報復措置」を取ることを決定したと現地メディアが伝えています。

 イスラエルメディアによりますと、15日に開かれたイスラエルの戦時内閣の閣議では「イランによる大規模な攻撃に対してイスラエルが反撃しないことは許されない」として、「明確かつ強力な報復措置」を取ることを決定しました。

 一方、アメリカなど同盟国の懸念にも配慮し、反撃は中東地域での全面的な戦争を引き起こすようなものにはならないとしています。

 アメリカの有力紙ワシントン・ポストは15日、関係者の話として、イスラエルは死傷者を出さない反撃を検討していて、ネタニヤフ首相はイスラエル国防軍に標的リストの提出を求めたと伝えています。

 標的の選択肢にはイランの首都・テヘランの施設への攻撃やサイバー攻撃が含まれるということです。

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