中国政府は、台湾周辺での中国軍による軍事演習について「台湾独立勢力の挑発がやまないかぎり、中国軍は行動を止めない」として、今後も軍事演習を繰り返すことを示唆しました。

中国軍は今月24日から2日間、台湾を包囲する形で軍事演習を行うなど、台湾の頼清徳新政権への圧力を強めています。

中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は29日、「台湾独立勢力の挑発がやまないかぎり、中国軍の国家主権と領土の一体性を守る行動は一刻たりとも止めない」と述べ、今後も軍事演習を繰り返すことを示唆しました。

また、朱報道官は、中国で活動する台湾の芸能人たちが“中国による台湾統一”への支持を相次いで表明していることについて、「これらはすべて自然な本当の気持ちだ」と歓迎。

こうした表明について頼総統が「圧力を受けている」とコメントしたことに対しては、「中台の同胞が親しくなることを恐れ、中傷している」と批判しました。

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