台風1号が猛威を振るっている。
発生直後はフィリピンを直撃し甚大な被害を及ぼし、死者も出ている。
台風1号は、じわじわと日本列島に近づいている。

北上を続ける台風1号。
日本列島に近づく前に襲ったフィリピンでは、大規模な洪水が発生し、大きな被害が出ている。

地元の警察が撮影した映像では、女性が警察官2人に抱えられ、救助される様子が確認できる。

現地のメディアによると、少なくとも7人が死亡、そのうち6人は北部のケソン州で発生した洪水の犠牲になった。

南部のミンダナオ島では、強風で倒れた木が車にぶつかり、14歳の少女が亡くなったという。

救助に当たった警察官は、幼い子どもを抱えながら移動。
一部は流れが激しくなっている場所があり、避難のために設置したロープを伝いながら移動していた。
同じように子どもを抱えて避難する多くの人の姿があった。

現地当局によると、この台風で約1万6000世帯、5万1000人以上が被災。
停電は100を超える市町で発生、国内3つの空港と約60の港が一時利用できなくなったという。

フィリピンで猛威を振るった台風1号は、29日の昼ごろに沖縄・大東島地方に最も接近し、一時、暴風警報が発表された。

最大瞬間風速は、北大東空港で午後2時半過ぎに24.7メートルを観測している。

台風はその後、北東に進み、31日には伊豆諸島にも接近する見込み。

台風が予報円の最も北を進む場合は、関東でも雨や風が強まる可能性があり、今後の進路に注意が必要となる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。