台湾の芸能人が相次いで“中国による台湾統一”への支持を表明していることについて、台湾の頼清徳新総統が「圧力を受けている」などとコメントしたことに対し、中国政府は「同胞が親しくなることを恐れている」と批判しました。

今月20日、台湾で中国と距離を置く民進党の頼清徳氏が新しい総統に就任して以降、中国で活動する台湾の芸能人たちが“中国による台湾統一”の支持を相次いで表明しています。

これについて、頼総統は「台湾の芸能人が圧力を受けるのを見るのは耐え難いことだ」とコメントしましたが、これに対し、中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は29日、次のように批判しました。

中国国務院台湾事務弁公室 朱鳳蓮報道官
「民進党当局は非常に不安がっていて、中台の同胞が近づいて親しくなることを恐れています」

また、朱報道官は頼総統の就任演説について「極めて傲慢で、台湾海峡の平和と安定を著しく破壊するもの」と改めて批判し、「民進党当局が台湾独立という道を歩むのであれば、戦争の危機につながりかねない」とけん制しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。