ロシアが実効支配するウクライナ東部ドネツク州内で軍事訓練するロシア兵。ロシア国防省が15日に公開した(ロシア国防省提供・AP=共同)

ウクライナ東部ドネツク州の知事は15日、ロシア軍が14日に州北部セベルスクを砲撃し、36~86歳の男性4人が死亡したと明らかにした。同州ポクロフスクの郊外でもロシア軍の空爆などがあり、地元当局によると、67歳の女性が死亡し、2人が負傷した。

ロシア軍は対ナチス・ドイツ戦勝記念日の5月9日までにドネツク州チャソフヤールを占領するため、攻勢を強めているとみられる。ウクライナのゼレンスキー大統領は前線の戦況について「最近はドネツク州で特に悪化している」との認識を示し、欧米に防空能力の強化を支援するよう求めていた。

ウクライナのクレバ外相は15日、ブルガリアの首都ソフィアで開かれた黒海の安全保障に関する会合でビデオ演説し、ウクライナの防空システムが自国だけでなく「隣国のモルドバやルーマニア、ポーランドを、ミサイルや無人機の脅威から守っている」と強調した。(共同)

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