中国軍が台湾を包囲する形での軍事演習を行ったことについてアメリカ政府は「深い懸念を抱いている」とする声明を発表しました。

アメリカ国務省は25日、中国軍が23日から2日間、台湾を包囲する形での軍事演習を行ったことについて声明を発表し、「アメリカは深い懸念を抱いている。我々は中国軍の活動を注視している」と表明しました。

その上で「我々は北京に対して抑制的な行動を強く求める」とし、「正常で日常的な民主的体制移行を軍事的挑発の口実にすることは、情勢をエスカレートさせる危険性がある」と指摘しています。

一方で、台湾は不可分の領土だとしている中国の原則に配慮する「一つの中国政策」について「アメリカは引き続きコミットする」とも強調しました。

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