トム・コットン上院議員(左)=米ワシントンで2024年5月21日、AP

 米紙ニューヨーク・タイムズは24日、共和党のドナルド・トランプ前大統領(77)が、返り咲きを目指す11月の大統領選の副大統領候補として、共和党若手で保守強硬派のトム・コットン上院議員(47)の起用を検討していると報じた。トランプ氏の意向を直接知る関係者3人の話としている。

 コットン氏は南部アーカンソー州選出で、トランプ前政権下で国防長官候補に取り沙汰されたこともある。強硬な外交・安全保障政策で知られ、「力による平和」を重視。イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区の最南部ラファへの侵攻も支持する姿勢を示している。

 一方、トランプ氏は23日、米メディアのインタビューで副大統領候補について問われ、前政権で住宅都市開発長官を務めたベン・カーソン氏や中南米系のマルコ・ルビオ上院議員、若手のJ・D・バンス上院議員、エリス・ステファニク下院議員を挙げた。【ワシントン松井聡】

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