ICJ=国際司法裁判所はイスラエルに対し、ガザ地区南部のラファへの攻撃を即時に停止するよう命じました。

 オランダのハーグにあるICJは24日、「ガザ地区のパレスチナ人の生存を破壊する可能性がある」としてイスラエルに対してラファへの攻撃を即座に停止するよう命じる暫定措置を出しました。

 南アフリカが去年12月、イスラエルによるガザ地区への攻撃は「ジェノサイド=大量虐殺」にあたるとして攻撃停止を命じるよう提訴し、今月に入ってラファへの攻撃停止も求めていました。

 今回のICJの命令に強制力はありません。

 ロイター通信によりますと、この決定を受けてハマスは声明で歓迎するとしたうえで、「十分ではない。ガザ地区全域で虐殺を止める命令に期待する」と発表したということです。

 イスラエルのガラント国防相は23日、ICJの判断を前に、ラファでの軍事作戦を継続・強化する考えを明らかにしています。

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