5月24日、中国軍は、2日目となる台湾周辺での軍事演習を開始した。人民解放軍東部戦区は声明で「合同で権力を奪取し、合同で攻撃を仕掛け、主要地域を占領する能力を検証する」ことが目的だとした。写真は空軍基地に着陸の準備をする台湾空軍機。台湾の新竹市で撮影(2024 ロイター/Ann Wang)
中国軍は24日、2日目となる台湾周辺での軍事演習を開始した。人民解放軍東部戦区は声明で「合同で権力を奪取し、合同で攻撃を仕掛け、主要地域を占領する能力を検証する」ことが目的だとした。
台湾当局は演習を非難するとともに、軍を派遣して中国軍を監視・追尾している。
中国共産党機関紙・人民日報は24日の論評で、「台湾地区指導者」の最近の行動は台湾独立派勢力の「壊滅」を加速させるだけだと指摘。中国は「平和統一のための広い空間」をつくることを望んでいるが、台湾「分裂活動」の余地を決して残さないと強調した。
アナリストらによると、演習はこれまでのところ2022年の同様の演習よりも規模が小さいが、不測の事態が起きるリスクはなお高まっている。
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