仏高級ブランドのシャネルは21日、中国本土での店舗増を計画していると発表した。写真はシャネルのロゴ。2020年6月18日にパリで撮影。(2024年 ロイター/Charles Platiau)

仏高級ブランドのシャネルは21日、中国本土での店舗増を計画していると発表した。中国は海外旅行の再開に伴って買い物客が外国市場に流れているが、他のブランドに比べて少ない店舗数の拡大を通じて本土市場のテコ入れを図る。

数カ月以内にプライベートサロンと修理センターを上海にオープンする予定。出店計画は昨年の12億ドルから18億ドルに引き上げた今年の設備投資計画の一環だ。

リーナ・ネアー最高経営責任者(CEO)は「規模を拡大する能力は非常に重要だ」と強調。最近中国を訪れた際、若者が長期投資目的での高級ブランド品購入に関心を持っていることが分かったと述べた。

フィリップ・ブロンディオ最高財務責任者(CFO)は、中国の店舗数は競合する他のブランドが40─50店なのに対してシャネルは18店だと指摘。「当社は中国での販売網が不十分だ」と述べた。

経営幹部によると、マーケティングや広告の支出も増やすが、売上高に対する比率は昨年を下回るという。



[ロイター]


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