ICC=国際刑事裁判所が戦争犯罪などの疑いでイスラエルのネタニヤフ首相の逮捕状を請求したことについて、アメリカのバイデン大統領は声明を発表し、「言語道断だ」と強い言葉で非難しました。

声明では「イスラエルとハマスは同じではない」としたうえで、「我々はイスラエルの安全への脅威に対し、常にイスラエルと共に立ち向かう」としています。

ブリンケン国務長官も声明で、ガザの事態にはICCの管轄権が及ばないとするアメリカ政府の従来の見解を改めて示しました。

さらに、「この決定は何の役にも立たない」として、人質の解放と戦闘の停止に向けたイスラエルとハマスの交渉に悪影響を及ぼすおそれがあると批判しています。

また、イギリスのスナク首相の報道官は、イスラエルがICCに加盟していないことなどを踏まえ、逮捕状を請求する権限がないとしたうえで、「今回の行動は戦闘の一時停止や人道支援などには役に立たない」指摘しました。

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