岸田文雄首相

 岸田文雄首相は20日、イランのライシ大統領がヘリコプターの墜落事故により死亡したと報じられたのを受け、「イラン政府や国民、遺族に対して謹んで哀悼の意を表する」との談話を発表した。

 岸田首相は談話で「突然の訃報に接し、深い悲しみの念に堪えない」としたうえで、「大統領とは首脳会談や電話協議などを通じ、日イランの伝統的友好関係に基づき、2国間関係や地域情勢について率直な対話を積み重ねてきたところだった」と振り返った。

 ライシ師の突然の死は中東情勢に影響を与える可能性もある。林芳正官房長官は20日の記者会見で「今後の中東情勢について予断することは差し控える」としたうえで、「我が国として中東地域の平和と安定を重視している。引き続き状況を注視していく」と述べるにとどめた。【鈴木悟】

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