米国務省は性の多様性への理解を深める「プライド月間」を前に性的マイノリティーを標的にしたテロの可能性が高まっているとして、全世界の米国民に対し渡航注意情報を出しました。

 6月は「プライド月間」と呼ばれ、世界各地で性的マイノリティーへの理解を促進するイベントが行われます。

 こうしたなか、米国務省は17日、性的マイノリティーやその関連イベントを標的にした「外国テロ組織に扇動された暴力が起きる可能性が高まっている」として、米国民に対し渡航注意情報を出しました。

 「プライド月間」を祝うイベントや人が集まる場所ではより一層の注意を払うよう呼び掛けています。

 また、これに先立ち、FBI=米連邦捜査局と国土安全保障省が10日に、「プライド月間」中に過激派組織「イスラム国」などによるテロが起きる可能性があると警告していました。

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