タイガー・ウッズ Action Images / Brandon Malone
<ミズーリ州のゴルフ場で竜巻が発生し、その瞬間の映像が話題に>
ミズーリ州にあるタイガー・ウッズ設計のゴルフ場「ペインズバレー・ゴルフコース」で、竜巻が通り抜ける瞬間の映像が撮影された。
【動画】「中に入れ」と叫ぶ声...タイガー・ウッズのゴルフ場で竜巻発生
同州ホリスターのビッグシダーロッジ・リゾート内にあるゴルフ場。映像では樹木が倒れたり、暴風にあおられて地面に届きそうなほど折れ曲がったりしている。
バルコニーの家具を大急ぎで片付ける人の姿が見える。「中に入れ」と叫ぶ声が聞こえた。
ニュースサイトのOzarksFirstによると、同ゴルフ場に竜巻が現れたのは現地時間の5月13日午後4時ごろだった。
ホリスターのあるトーニー郡は午後4時半まで大荒れの天気が予想され、米国立気象局(NWS)が警報を出していた。今回の竜巻は、暴風雨ではなく発達した雲から発生する小型の陸上竜巻だったと思われるとOzarksFirstは伝えている。
ペインズバレー・ゴルフコースはタイガー・ウッズとウッズの会社TGRデザインが設計を手がけ、ウッズのゴルフ場の中で初めて一般に開放された。
本誌は詳細確認のため同ゴルフ場に連絡を取っている。
これまでのところ、けが人の報告は入っていない。
今回はテキサス、ルイジアナ、フロリダの各州も大荒れの天候に見舞われ、「幾筋もの破壊的な暴風、非常に大きなひょう、複数の竜巻」の恐れがあるとして、警戒レベルが5段階中の3段階目に引き上げられていた。
ルイジアナ州南部セントマーティン郡のベケット・ブロー保安官によると、同地を襲った激しい暴風雨で1人の死亡が報告された。死因は明らかにしていない。
一方、フロリダ州パンハンドル地域では13日午前、35メートルを超すハリケーン級の突風を観測した。
停電情報サイト「PowerOutage.us」によると、14日午前現在、テキサス、ルイジアナ、フロリダの各州で住宅や事業所など約11万3000軒の停電が発生。特に影響が大きいルイジアナ州は約8万2000人に影響が出ている。
悪天候は米南部を覆う低気圧が原因で、メキシコ湾岸の州では今週「複数回の暴風雨」が発生する見通し。雨量は80~130ミリ前後と予想され、14日午前にかけて「所によっては150ミリを超す大雨」の可能性もある。
低気圧は14日には東へ進む見通しで、ミズーリ川下流やミシシッピ川中部流域、オハイオ川流域にかけて、にわか雨や雷雨が予想される。15日は大西洋に面した米中部から北東部にかけて荒れた天候が続く見通し。
(翻訳:鈴木聖子)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。