シンガポールで15日、20年にわたり国を率いてきたリー・シェンロン首相が退任し、新たな首相に官僚出身のローレンス・ウォン副首相兼財務相が4代目の首相に就任した。
ウォン新首相は就任演説で、「これまでの世代とは異なる独自のリーダーシップで国を導いていく」と決意を述べた。
また、対立が続く米中関係については「両国の間で問題が生じても双方に関与し続ける」として、中立の立場を維持する考えを示した。
今後は物価高や少子高齢化、移民政策など国内の課題に取り組みつつ、分断が進む国際社会での役割が問われることになりそうだ。
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