16日、イスラエル側から見える空爆後にガザ北部に立ち上る煙(ロイター=共同)

 イスラエル軍は16日、地上侵攻するパレスチナ自治区ガザ北部で自軍の誤射により兵士5人が死亡、4人が重傷を負ったと発表した。イスラム組織ハマスに対して軍はガザ最南部ラファで限定的地上作戦を続ける一方、ガザ北部でも戦闘が再燃している。米軍は同日、ガザ海岸で浮桟橋の固定が完了したと発表した。近く海上から人道支援物資搬入が始まると説明した。

 軍によると、誤射は15日に北部ジャバリヤで発生した。「不審な動きのあった建物を戦車が砲撃した」と説明した。軍は16日もガザ各地で攻撃を継続し、ハマスも応戦した。ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は3万5233人。(共同)

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