店内で暴れまわる青い服の男が、窓ガラスを次々と割り、ペンキをぶちまけるなど、店を破壊していく一部始終をカメラがとらえていた。男が暴れていたのは、台湾の台南市にある火鍋店。

男が窓ガラスのほうに向かった次の瞬間、手にしていたハンマーのようなものを振りかざし、窓をたたき割った。
さらに隣の窓に移動し、再びハンマーのようなものでたたくと、ガラスはクモの巣状に割れた。

その行動は、さらにエスカレートする。

店内をゆっくりと移動する男の後ろでは、何人もの客が外に避難。

そして、突然しゃがみこんだ男が赤いバケツのようなものを手にした次の瞬間、店内に赤い液体をぶちまけたのだ。
何かに引火したのか炎が上がり、店内には逃げ惑う人の悲鳴が響き渡る。

地元メディアによると、男がぶちまけたのは“赤いペンキ”。

店内にいた人は当時の様子を「父さんは全身燃えて、ペンキをかけられたとき、隣の人が火鍋を食べていたから引火した」と証言した。

消防車15台が出動し、火は消し止められたが、店内の椅子は黒焦げ。
男はやけどをしたのか、バケツの中に右手を入れ、冷やしていた。

男はなぜ、ここまで暴れ回ったのだろうか。

2024年3月に男と離婚したという元妻は、「放火したのはわたしの元夫だ。薬物を使っている、ドラッグだね。何回も来て、わたしたちに迷惑をかけた。警察に通報してもしょうがない」と話した。

男は、押し入った火鍋店のオーナーが元妻と交際していたのではと考え、オーナーに慰謝料を請求。しかし、オーナーが男の訴えを無視していたため、今回の行動に出たという。

今回の犯行で、衣服に火がつき、軽いやけどをするなどして、5人がけがをしたという

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