北京を訪れているロシアのプーチン大統領が習近平国家主席と会談しました。両者は協力強化のための共同声明に署名し、アメリカなどを牽制(けんせい)しています。

 記者会見で習主席は「中国とロシアは同盟せず、敵対せず、第三者を想定しない」と強調しました。

 ただし「本当の多元主義を実現する」として、中国やロシアが主導する上海協力機構やBRICSなどの枠組みを通じて「グローバルサウスを団結させる」としています。

 一方、ロシアのプーチン大統領は「一番大切な任務は経済貿易関係での協力だ」と主張したうえで、アメリカなどの制裁を念頭に「中国とロシアの関係は第三国の影響を受けない」と強調しています。

 また、ロシアによるウクライナ侵攻については、習近平国家主席は「あくまでも政治解決が原則だ」として中立の立場を改めて強調しています。

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