中東ではイランがイスラエルに対し直接、報復攻撃を実施したことでイスラエルの反撃が懸念されるなど緊張が続いています。

イランが報復として発射したミサイルが着弾し、少女1人がけがをしたイスラエル南部の町では破片が見つかり、回収作業が行われました。

この報復攻撃についてイラン革命防衛隊の総司令官は14日、次のように強調しました。

イラン革命防衛隊 サラミ総司令官
「この攻撃は我々の予想以上の成果をおさめた」

また、イラン国営通信によりますとライシ大統領は14日、イスラエルに「教訓を与えた」とする声明を発表。

イスラエルと「後ろ盾の国々」が「無謀な振る舞い」をした場合は断固とした対応をとることになる、と警告しています。

イランによる報復攻撃をめぐっては国際社会から非難の声が相次ぎましたが、ロイター通信によりますと、イスラエルが攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスは、「イランの当然の権利」だとする声明を発表。

ロシアも、報復のきっかけとなったシリアにあるイラン大使館の建物への攻撃をめぐり、「欧米諸国のせいで国連安全保障理事会が適切に対応しなかった」と主張し、イランに一定の理解を示しています。

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