再び円安が進んでいます。外国為替市場では円相場が一時、1ドル=156円に下落しました。

 13日、ニューヨーク連邦準備銀行が発表した4月の消費者調査で1年先の期待インフレ率が3.3%となり、3月の3.0%から上昇しました。

 インフレの鈍化に時間がかかるという見方が広がるなか、アメリカの早期利下げへの期待感が後退し日米の金利差が当面縮まらないとの思惑から、外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが広がりました。

 市場では日本政府と日銀による為替介入に対する警戒が続くなか、15日にアメリカで発表される消費者物価指数に大きな注目が集まっています。

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