イスラエル軍の攻撃が激化するパレスチナ・ガザ地区の市民から音声メッセージが届きました。避難勧告が出ている地区以外の場所にも空爆が迫る窮状を訴えています。

パレスチナ子どものキャンペーン ハリールさん
「インターネットが切断されメッセージを送れませんでした。通信速度はとても弱い状況です。爆弾が至る所に落ち、多くのパレスチナ人が殺されています。多くの子どもたちが殺され本当に恐ろしい状況です」

 メッセージを送ってくれたのはイスラエル軍による攻撃が始まった去年10月以降、ANNの取材に応じてきたガザ地区南部のラファで避難生活を続けるハリールさんです。

 ガザ地区の支援団体「パレスチナ子どものキャンペーン」のスタッフで、普段は食料の配給などを行っていますが、戦況が悪化したため活動は停止しています。

 ラファの一部地域にはイスラエル軍により避難勧告が出されていますが、空爆は勧告が出ている場所以外にも迫ってきているといいます。

 13日にオンラインでハリールさんに話を聞く予定でしたが、自身も避難をせざるを得ない状況に追い込まれたため、通信状況の良い場所に移動できず、急遽キャンセルとなりました。

 代わりに短い音声メッセージが送られてきました。

パレスチナ子どものキャンペーン ハリールさん
「多分、あすかあさってには移動すると思う。一番良い場所はどこかな。まずは安全な場所に行き、借りられる場所を探します」

 ハリールさんは13日の時点では、自宅の近くでも空爆が続いているため避難できない状況にあります。

 タイミングを見て安全な場所を探して移動するということです。

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