5月12日、アフガニスタン当局は、北部で複数の村が豪雨による洪水に見舞われ、315人が死亡し、1600人余りが負傷したと発表した。アフガニスタン・バグラン州で11日撮影(2024年 ロイター/Sayed Hassib)
アフガニスタン当局は12日、北部で複数の村が豪雨による洪水に見舞われ、315人が死亡し、1600人余りが負傷したと発表した。支援機関は被害がさらに拡大する恐れがあると警告している。
イスラム主義組織タリバン政権によると、家屋数千戸が被害を受け、多数の家畜が失われた。支援機関によると、医療施設のほか水道など重要なインフラが被害を受けている。
バグラン州のナフリンでは住民が遺体の埋葬作業を行った。
子どもを含めて一家の13人を亡くしたムハンマド・ヤフクーブさんは「食料も飲み水も避難所も毛布も、何もない。洪水が全てを破壊した」と述べた。村は住宅42戸のうち無事だったのはわずか2、3戸で、被害が村全体に及んでいるという。
タリバン政権のディンモハマド・ハニフ経済相は国連、人道機関、民間企業に救援を要請したとする声明を発表した。
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