ドジャース大谷翔平選手の口座から不正送金した罪などに問われている元通訳の水原一平被告が、ギャンブルで負けた金をアメリカのリアリティーショーに出演中の男性の口座に送金していたことが新たに分かった。

スポーツ専門チャンネルESPNは8日、水原被告が無断でアクセスしていた大谷選手の口座から、ギャンブルで負けた借金を胴元のマシュー・ボウヤー氏に支払うため、ボウヤー氏の知人でリアリティーテレビシリーズ「ザ・リアル・ハウスワイヴズ・オブ・オレンジ・カウンティ」に出演中のライアン・ボヤジアン氏に送金していたと報じた。

ボヤジアン氏の口座には、2022年2月から2023年10月までの間に、大谷選手の口座から少なくとも1500万ドルが送金されていたことになる。

金はその先、ラスベガスなどにあるカジノのギャンブル用口座に送られ、ボヤジアン氏はボウヤー氏とともに、チップなどに変えてギャンブルを行い勝った場合、現金化していた。

ボヤジアン氏はボウヤー氏とは20年近いつきあいで、ボウヤー氏がギャンブルなどが原因で2011年に破産申請をした際の書類には、24万5000ドルを貸していたとして氏名が記載されていた。

本人のインスタグラムには、海辺やプールなどでシャンパンボトルのようなものと一緒に映る写真や動画が投稿されている。

ボヤジアン氏は免責を条件に捜査当局に協力しているとみられ、弁護人は取材に対し「ノーコメント」としている。

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