首相時代も含めると20年以上、ロシアの実権を握るプーチン大統領が就任式に臨みました。

プーチン大統領が赤い絨毯を、最初に歩いたのは2000年。今回で5回目です。24年前と大きく違うのは、2036年まで大統領続投を可能にした改正憲法に宣誓したことでしょうか。

約2600人を前に5度目の就任演説を行ったプーチン大統領。
プーチン大統領:「特別軍事作戦に参加している英雄たち、祖国のために戦っているすべての人々に頭を下げたい。選択肢は西側にある。この先も、ロシアの発展を妨げ、侵略政治を続け、終わらないロシアへの圧力を続けていくつもりなのか。わが国と政治システムは、いかなる脅威にも強く、進歩的で安定を続けて、国の統一と独立を確保しなくてはならない」

参列していた側近に聞きました。
チェチェン共和国・カディロフ首長:「(Q.特別軍事作戦はいつ終わるでしょうか)いつでも終われます。1週間後か、1カ月後かも。(Q.プーチン大統領は何度も選ばれているが)ロシアは愛しています。世界レベルのリーダーを。国民が選んだのなら、彼は奉仕するしかない」

ほかの参列者にも聞きました。
政治学者・ミヘイエフ氏:「(Q.プーチン大統領の再選に思うことは)こういう状況になった、それだけのこと。ウクライナでの戦争がなかったならば、大統領としてのキャリアを終えていたかも」

元宇宙飛行士・ロンチャコフ氏:「(Q.核戦争の危機があったがどう考える)政治家にだって考えるアタマはあります。第3次世界大戦までは行かせないでしょう」

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