ロシアのプーチン大統領が通算5期目となる大統領就任の宣誓を行い、新たな任期をスタートさせました。

プーチン大統領は「われわれが団結すれば勝つ」と国民に呼びかけました。

ロシア プーチン大統領
「国民の利益と安全が最優先課題だ。ロシアはこの難しい時代を必ず乗り越えてもっと強くなる」

就任式はモスクワのクレムリンで日本時間の午後6時から行われました。プーチン氏は演説で、ウクライナ侵攻に参加する兵士らに感謝の意を表明し、3月の選挙を念頭に「国の方針が正しかったことをみなさんは確認した」と強調しました。同時に「西側との対話を拒否しない」とし、戦略的安定性に関する対話は可能だと述べました。

就任式には、政権幹部や各界の代表ら数千人が招かれたとしています。各国にも招待状が送られましたが、アメリカやイギリス、日本などが欠席を表明する一方、フランスなどEU7か国が出席すると報じられるなど、対応が分かれました。

新たな任期は2030年までで、9日には対ドイツ戦勝記念日、その後は中国訪問と、早速、重要行事が続きます。

一方で、ウクライナ侵攻は終わりが見えず、好調だとする経済も先行きは不透明で課題は山積しています。

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