イスラム組織「ハマス」がイスラエルとの休戦案を受け入れると表明したことを受け、アメリカ政府の高官は「内容を精査中だ」と慎重な姿勢を示しました。

カービー大統領補佐官
「我々は今、重要な段階にいる。今、ハマスから回答があったばかりだ。CIAのバーンズ局長が、イスラエル側と協力しながらそれを評価しようとしている」

 カービー大統領補佐官は6日の会見で、バイデン大統領も現状と交渉プロセスは把握しているとし、ハマスが受け入れた休戦案については関係国と協議しながら内容を精査中だと述べました。

 そのうえで、「合意に達することが人質にとっても、パレスチナの人々にとっても絶対に最善の方法だ」と繰り返し訴えました。

 カービー氏は最終合意への見通しについても言及を避けつつ、「我々は今、重要な局面にいる」との認識を示し、イスラエルに対してガザ地区南部ラファへの地上侵攻に踏み切らず、ハマスが受け入れた休戦案に向き合うよう求めています。

 また、イスラエルが中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」の国内支局の閉鎖を命じたことについては、「独立したジャーナリズムは絶対に不可欠だ」「一切支持しない」と反対する意向を表明しました。

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