中米パナマで大統領選挙が行われ、元外相のムリノ氏が勝利しました。

パナマで5日に行われた大統領選挙には、8人が立候補し、中道右派で元外相のホセ・ラウル・ムリノ氏が最も多くの票を獲得し、勝利しました。

今回の選挙では主な争点として、干ばつによって水量が減少したことによるパナマ運河の収入の減少や、不法移民の増加で悪化した治安の改善などが挙げられていました。

パナマ移民局によると、南米から陸路でパナマを通りアメリカなどを目指す不法移民は年間52万人に上っています。

ムリノ氏はこうした移民の流入を防ぐため、コロンビアとの国境に広がるジャングル地帯「ダリエン地峡」の国境封鎖を政策の一つとして掲げていて、実現すればアメリカの移民政策にも影響が及ぶとみられています。

新たな大統領は7月1日に就任し、任期は5年です。

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