アイスランドで12月21日、中道左派・社会民主同盟のクリストルン・フロスタドッティル党首(36)率いる新政権が発足した。アイスランド史上最年少の首相となる。2019年8月、レイキャビクで撮影(2024年 ロイター/Ints Kalnins)
アイスランドで21日、中道左派・社会民主同盟のクリストルン・フロスタドッティル党首(36)率いる新政権が発足した。アイスランド史上最年少の首相となる。
社会民主同盟は11月末の総選挙で第1党となり、国民党と自由改革党と連立政権を樹立することで合意した。
連立政権の全ての党首を女性が務めるのはアイスランドでは初めて。また、首相と大統領が同時に女性になるのも史上初となる。
自由改革党のソルゲルズル・カトリン・グンナルスドッティル党首が外相に就任する。
国営放送RUVによると、新政権は高水準のインフレと金利の引き下げに重点を置く計画で、行政コスト削減に向け省庁削減も目指す。また、2027年までに欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票を実施する方針だという。
このほか、通貨アイスランドクローナを維持するか、ユーロを新たに採用するかを検討する独立委員会を設置することにしている。
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