韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳宣言の捜査をめぐって、韓国の警察が尹氏の個人用の携帯電話の通話履歴を確保したと、韓国メディアが報じました。
尹大統領をめぐっては、今月出した非常戒厳宣言について内乱などの疑いで捜査が進み、軍や警察の幹部が相次いで逮捕されています。
尹氏本人への捜査の行方に大きな関心が集まるなか、韓国の聯合ニュースは22日、警察が令状によって尹氏個人の携帯電話の通話履歴を確保し、関係者とどのような会話を行ったか調べていると報じました。
また、警察は非常戒厳宣言の直前に開かれた閣議に参加したとされる閣僚らに事情を聞くなどして、当時のいきさつも捜査。審議が行われたことを示す文書が存在しないことなどから、警察は閣議の手続きに問題があったと結論づけたということです。
警察などの合同捜査本部は、尹氏に対し25日午前10時に高位公職者犯罪捜査庁に出頭するよう要請していますが、尹氏が応じるかは不透明です。
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