パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとイスラエルの休戦に向けた交渉を巡り、ハマスの代表団は4日、エジプトの首都カイロで、仲介するカタール、エジプトと協議を開始した。エジプトメディアは「顕著な進展があった」と伝えているが、ハマスが求める戦闘の終結に関しては双方に隔たりがあるとみられ、詰めの交渉を続けている模様だ。
交渉中の休戦案は、第一段階として、6週間の休戦後、ハマスが拘束する人質の一部の解放を進めながら、恒久的な停戦を議論するとの内容とされる。
米ニュースサイト「アクシオス」は4日、イスラエル政府関係者の話として、ハマスが戦闘終結の正式な約束なしに、第一段階には合意する兆候があると報じた。イスラエル側はハマスとの交渉が進展していると判断すれば、代表団をカイロに派遣するという。【エルサレム松岡大地】
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