ドイツ中部のマクデブルクで20日夜、クリスマスマーケットの群衆に車が突っ込み、少なくとも11人が死亡、60人から80人がけがをしています。サウジアラビア出身の男が逮捕されました。

 複数のドイツメディアによりますと、ドイツ中部のマクデブルクで20日午後7時すぎ、クリスマーケットの群衆に車が突っ込み、少なくとも11人が死亡しました。

 救助隊によりますと、60人から80人がけがをしているということです。

 運転をしていた人物は1974年生まれのサウジアラビア出身の男で、直後に逮捕されました。

 目撃者によりますと、車は市庁舎に向かって走り、群衆に突っ込んで少なくとも400メートル進み、現場は騒然となって人々が逃げ出したということです。

 主催者は市民に対して、市内中心部に近付かないように呼び掛けています。

 事件が起きたベルリンの西側約150キロメートルに位置するマクデブルクはザクセン=アンハルト州の州都で、人口は約24万人です。

 ドイツでは2016年12月にイスラム国に忠誠を誓ったチュニジア国籍の男がベルリンのクリスマスマーケットにトラックで突入し、射殺された犯人の男を含めて12人が死亡しました。

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